2⃣ Pick-Up ヘアスタイル&ヘアカラー,  6⃣ HAYASE BLOG

simple design / mash short hair ✂

ヘアスタイルのトレンドはミニマムなデザイン

シンプルでミニマムなヘアスタイルがここ最近のトレンドになっています💡

カットが複雑な構成になっていたり、セットに何分かかるんだろう・・・と思わせるようなデコラティブな盛り髪は下火になって、デザインのポイントが明確な髪型の方が時代の気分に合っているのだと思います。


シンプルでスタイリッシュな【マッシュショート】

Mash Short HAIR&PHOTO by HAYASE

ヘアスタイルの解説をするに当たって、ある有名なモデルさんのヘアスタイルを紹介させてください。

TAO こと岡本多緒さん

こちらのスーパーモデルさんが一昔前にベリーショートにして、ファッション業界でアイコニックな存在になりました。

私も、TAOショートを切ろう!と何度も練習したのですが、それはもう10年以上前になると思います。

そんな彼女のベリーショート時代の写真がコチラ

お洒落感があふれ出ていますね✨

なかなか普通の人がこういうショートにするのはハードルが高いかもしれません。


では、こういったマッシュショートが①どういう人に似合うのか? ということと、②現代風に仕上げるためのポイント の2点について解説していきます。


①マッシュショートが似合う人/オススメな人

前髪をマッシュ状にカットすると、顔に横に長い線を引くことになります。

その視覚的効果で横広に見えるように補正されるので、「面長」「細面」「卵型」の3タイプの顔型にフィットしやすいデザインになります。

逆に丸顔やエラ張りさんがマッシュにすると丸さや角張りが協調されるので、芸人さんや個性派俳優のような面白い顔になる可能性が高いです(笑)

個性があふれてますね!
個性がパラダイスしてますね(ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスさん)

また、顔のパーツ…特に「目が求心的」な人にはマッシュショートは似合わせ易いです。

目がぎゅっと寄っているのを、前髪の横ラインで緩和させて見せてくれる効果が期待できます。

髪質は幅がある程度は対応できるので、すごく癖が強かったりしなければチャレンジしやすいかと思います。


②令和のマッシュショートを作るポイント

ショートヘアは丸みを作る位置・バランスが大切です。

丸みのポジションを「ウェイト」と美容師は呼んでいるのですが、バックのウェイトを低くするのが大切なポイントです。上げ過ぎると昔っぽさや、ミセス感が醸し出されるので、後頭部の丸みのカット方法はそれに伴って変わってきます。

そしてもう一つが「透け感」です。

マッシュの前髪は重めのデザインになるのですが、そこに絶妙な隙間や透け感を作りましょう。

前髪の生え方・毛量・おでこの形などは十人十色なので、毎回その人に合わせたアプローチが必要になりますが、厚ぼったく作り過ぎないようにデザインすることで新鮮さのあるマッシュになります。

スタイリングで毛束感を作ることで隙間を作ったり、トップのデザインポイントを前の方に持ってきて、前髪に降りてくる分量を調整する方法もあるので、そこはカットするデザイナーの技量の見せ所です。


大きな形の変化はなくても、微妙な違いでヘアスタイルの鮮度が変わってきます。

色や質感、ボリュームの位置の違いをちゃんと見極めて、お客様の「こうなりたい!」を正確に形にしていけたらと、常日頃から考えています。

HAYASE

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