6⃣ HAYASE BLOG

私の原点 80年代ハリウッドSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

お客様と映画のお話をする機会も多いのですが、

「どんな映画が一番好きですか?」と聞かれた時、

真っ先に思い浮かぶのがこの作品です。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

私が映画を好きになった原体験は、間違いなくこの作品にあります。

これまで何回観たかは、正直もう数えきれません。

体感では…合計100回くらいでしょうか。

今年だけでも、すでに3回観ています。

この映画への愛を語り始めると、とても長くなってしまうので(笑)

今日は少し視点を変えたお話をさせてください。


この作品が公開されたのは1985年。

今年でちょうど40周年になります。

PART2では、主人公たちが30年後の未来、

つまり2015年へタイムスリップしますよね。

でも、その「未来」も、今となってはもう10年も前の出来事。

このblogを書いている今、

私たちはスマートフォンというデバイスを当たり前のように手にしています。

映画の中で描かれていた未来の科学技術を、

良い意味で、軽々と追い越してしまっているようにも感じます。

そんな時、ふと

「今、自分たちが立っているこの場所こそが、あの頃に想像していた未来なんだな」

と感じることがあります。

とても思い入れの強い映画ですが、

実はPART1の公開当時、私はまだ未就学児で、映画館では観ていませんでした。

おそらく、日曜洋画劇場で放送された吹替版が、

私にとっての初めての『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だったと思います。

そこからはもう、ビデオテープが擦り切れるくらい、

何度も何度も繰り返し観ていました。

若い頃の父ジョージに始めて会うシーン。番長的な横暴なビフとその取り巻きに絡まれるジョージ。ビフの右隣にいる舎弟の俳優さんは、1998年にタイタニックのローズの婚約者として再び観客に嫌われるのでした(;’∀’)

セリフを覚えてしまうほど、生活の一部のような存在でした。

そんな作品を、

劇場公開40周年記念企画としてIMAXシアターで上映すると知り、

これはもう行くしかない、ということで、

NOVEの定休日に池袋のグランドシネマサンシャインまで足を運びました。

久しぶりに訪れた池袋は、

以前とは少し雰囲気が変わったように感じました。

関東最大級とも言われる映画施設、グランドシネマサンシャインは、

12階まである大きな建物で、

IMAXシアターのある最上階からは、天気が良いと富士山がとても綺麗に見えます。

上から眺める池袋は、

普段感じるようなごちゃごちゃした喧騒は不思議と消えて、

どこか爽やかな気分にさせてくれました。

大画面モニターが印象的なエントランスを抜け、

いよいよIMAX版 バック・トゥ・ザ・フューチャー。

正直なところ、

内容は100回以上観ているので、

目を閉じていても分かるレベルです(笑)。

マーティがJONNY.B.GOODを演奏する名シーン♬

新しい発見がある、というよりは、

馴染みのあるシーンがただただ大画面で映し出されていく、

そんな感覚でした。

両親を無事に結ぶことが出来て一件落着。父親のジョージと握手して「未来で男の子が生まれて、その子がカーペットにいたずらで火を付けてもあまり叱らないでね。」と伝えてマーティが1955年の両親に別れを告げるシーン

それでも、

子供の頃から大好きで、何度も観てきた映画を、

映画館の大きなスクリーンで観られた喜びは、やはり格別でした。

特に、映画館ならではの立体的なサウンドで聴く

効果音や、アラン・シルベストリのテーマ曲。

これはもう、言葉にできないほどの迫力と高揚感があります。

時代を超えて愛され続ける作品には、

やはり理由があるのだと、改めて感じさせられた一日でした。


こうして久しぶりに映画館で作品と向き合ってみて、

改めて感じたのは、**「体験の質」**の大切さでした。

同じ映画でも、

自宅のテレビで観るのか、

大きなスクリーンと音響に身を委ねて観るのかで、

心に残る深さはまったく違ってきます。

これは、美容室の仕事にもとてもよく似ているなと思います。

髪を切る、整える。

それだけなら、どこでもできるかもしれません。

でも、空間の雰囲気や、音、香り、

そして何気ない会話や、静かな時間。

そういった一つ一つが重なって、

「なんだか気持ちが軽くなった」「またここに来たいな」

そんな体験として記憶に残っていくのだと思います。


映画が何度観ても色褪せず、

観るたびに少し違った感情をくれるように、

NOVEも、お客様にとってその時々の気分やライフスタイルに寄り添える場所でありたい。

技術はもちろんですが、ここで過ごす時間そのものが、少しだけ日常を前向きにしてくれる。

そんな映画館のような存在を目指して、これからもハサミを持ち続けたいと思います。

また映画の話も、髪の話も、

ぜひゆっくりお聞かせくださいね。

HAYASE
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